| 今月のトピックス |
| 「みずむし」 |
(1)みずむしとは
白癬菌というカビによってひきおこされる疾患であり、足に病巣があるものを「みずむし」、足以外の体のどこか例えば背・腹・股などにみられるものを「たむし」といいます。そうです「みずむし」と「たむし」は同じ疾患なのです。ただし股にたむしがある人は足にみずむしがある人が多くこれは足のみずむしが股に転移したものと考えられます。また爪が分厚くなって混濁している人がいますがこれは爪のみずむしです。この爪のみずむしは足のみずむし以上に治りにくいのでまじめに治療しても数年かかるのが普通です。 |
(2)みずむしになりやすい人の特徴
a)足に汗をかきやすい。
b)長い時間靴やナイロンのストッキングをはいている。
c)足の趾と趾の間がくっついていて通気が悪い。
このような人はみずむしができやすくまた治療して治っても再発しやすい。そこで治療よりもまず再発防止のためのスキンケアが必要になります。 |
基本的には次のとおりです。
a)皮膚を清潔にする
b)乾燥させる
c)薬をこまめに塗る
以上の点をふまえてスキンケアをまとめますと次のようになります。
@足はよく洗ってよく乾かしましょう。
A汗をかきやすい人は出かける前に着替え用の靴下を持って出て途中ではきかえましょう。
B靴下はなるべく吸湿性のよい綿のものを使いましょう。
C趾間がくっついている人は間にガーゼをはさむか手袋のように足の趾1本1本を入れる型の靴下を用いましょう。 |
(3)治療について
@治療の基本は抗真菌剤の外用です。自分にあった外用剤をみつけて最低1日1回(入浴後)、できれば2回(朝と入浴後)に外用しましょう。皮膚にはクリーム剤、爪には液状のものを用います。
A爪みずむしの治療には抗真菌剤の内服薬もありますが、これを使用しても短期間で治るわけでなくやはり長期間の治療が必要です。また内服薬はかなりの頻度で肝障害等の副作用がみられ血液検査による副作用のチェックも必要になります。
B紫外線療法は当院でも実施しています。ある程度真菌を殺菌し趾間をひろげて乾燥してやることは治療上有効です。 |
(4)その他
最近は住環境がよくなり1年中暖かい部屋で過ごすことが多いため冬でもみずむしの人が多くなりました。冬のみずむしの特徴は夏の湿潤型と違って足の裏全体のカサカサという型で出ることが多い。ただし真菌が夏場よりは少なく軽症の場合が多いので逆にいえば冬場はみずむしの治療のチャンスです。 |
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