|
|
| 第9話 猫の話 H18.12.1 |
いつまでも暖かくて朝の冷え込みがないのはありがたいけれど、日本の四季が失われていくのは悲しいことです。紅葉の盛りがずれ込んでいたかと思っていたら、竜巻・初雪...
今年の冬はどんなでしょう。でも寒さに備えてwarm goodsを揃える楽しみが出てきました。首と手足を暖かくするのが一番効果的。数年前までは動物愛護のため毛皮がなりをひそめていました。ぼちぼち裏に毛皮をあしらったものが姿を出したら、最近は毛皮の禁制が解けたのか、時々襲う豪雪のためか毛皮製品が出てきました。ショールにマフラー。高価ではあるけれどさわると柔らかく首に巻けば心も暖かくなります。冬は毛皮を着た動物たちの季節のようです。
|
|
例年のように寒くなり始めると診察室にはカユイカユイという患者さんが増えてきます。汗をかかなくなり皮膚に乾燥が進むためです。ひどく掻いて傷をつけている人も多いです。まず痒みの度合いにもよりますがステロイドの軟膏で治療します。その後保湿剤を必ず塗り続けるスキンケアの指導をします。保湿剤をぬるだけで痒みがなくなる人もいます。手のかさかさの場合は手を洗うたび、手を使うたびにハンドクリームをこまめに塗ると冬が快適になります。皮膚の状態を健康に保つのにはこまめなスキンケアが切り離せません。皮膚は体の状態を反映しますので、また私たちの大切な体を守っているのですからいたわるようにスキンケアをしてあげましょう。
|
|
毛皮をきた身近な動物のひとつに猫がいます。猫の毛は本当に柔らかい。寒くなると陽だまりで毛をふくらませて丸くなっています。ミャ−といって身を寄せてくると思わず抱き上げてその柔らかい毛並みにほほずりしたい気持ちになるのは猫好きだけではないかもしれません。しかし猫はじゃれると時々爪を立てます。その爪は細く傷は案外深くなります。引っ掻かれた痕は治っても、場合により1ヶ月たってから全身が腫れて熱が出ることがあります。猫引っ掻き病というものです。健康体なら特に治療の必要はありません。
|
猫の毛も体の状態を反映します。栄養のよい猫は毛の色艶がいいですね。人の毛も栄養がよいと艶があります。血液の循環がよいからです。血液循環によいものはビタミンEです。マーガリンなどの植物油・レバー・ゴマ・大豆に多いのです。肌によいビタミンCやβカロチンと同じく抗酸化作用もありますのでたくさん取りましょう。これから多くなるしもやけにもとてもよいのです。 |

アトリエの自画像
藤田嗣治 |
|
元来犬派の私は猫の不思議な魅力にとりつかれた人たちにあこがれます。犬と違って猫は紐でしばられずに自由です。塀の上や屋根の上にも簡単にのぼり自由に行き来します。犬は人間相手に行動をしますが猫は自分が主体です。猫を抱いた藤田嗣治の自画像では、懐に埋る猫・胸に抱いて満足な画家−主従というよりよりそう相手(パートナー)という感じがします。これは好き嫌いの問題でもありますね。
|
|
|
  |